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不動産登記・測量

境界確認の心構え


境界標は目印



『土地の境界が間違っている気がする』

『越境してると思うけど後のトラブルが心配』

境界確認の立ち合いをしてから境界標識を設置してもらったけど、本当に正しい場所なのか不安で仕方がない!


このように不安を感じている方が多いようです。

境界の不安がなくなるようにご説明させていただきます。




正確な境界は目に見えません!




境界は点で、境界点と境界点を結んだ直線が境界線です。点も線も現地で見えることはありません。

現在の境界は座標というもので管理されるようになりました。

簡単にいうと土地を平面として見立て、算数か数学で習ったX軸とY軸の座標で各境界点を表します。碁盤の目のようなものです。





境界の管理


測量の技術というよりも機械の精度が進歩してきたことで、ミリ単位以下の精度で点を特定することができるようになりました。

X軸の方にいくつ、Y軸の方にいくつの場所(点)が境界点1、境界点2はXがいくつ、Yがいくつというように全ての境界点をXとYの座標で示します。

その座標で示された図面に基づいて、現地に境界点を復元してその復元された境界点の目印として境界標が設置されます。


現地の境界点は1ミリ未満の精度で特定(復元)されますが、立ち会って確認するためにつけるペンキなどは厳密には面になってしまいます。

その後に設置される境界杭などの点を示す十字に加工されている部分なども幅がありますので、正確には点を示すことはできません。

それでも境界標を設置するときの誤差は大きくても1、2ミリ程度です。




このように数字で表すと1ミリのズレも誤差も無い点ですが、現地の境界標には誤差が含まれていることがわかると、境界標の座標が記入されてあり当事者が確認した証の署名捺印のある書類の大切さがわかると思います。


境界の位置を正確に確認するときは、この座標に基づいて現地を復元しますので、境界標(杭など)が境界点と完全に一致する点に設置されていないように見えてもズレていると神経質になりすぎる必要はありません。




境界(筆界)確認書


そして、地球自体は動いていますし厳密には地面も動いています。どんなに正確に設置できた境界標も植物の成長で動かされてしまうこともあります。境界の立ち会い確認は、お互いに現地で納得することが大事です。

現地で確認してサインした書類にその境界の座標が記されていれば、いつでも正確に復元することができます。この書類は『境界(筆界)確認書』と呼ばれるものです。



孫の代よりもっと先までトラブルなく土地を所有し自由に気持ちよく利用するためにも境界確認をしたら現地の境界杭と同様に『境界(筆界)確認書』も大切に保管してください。昔は立木を境界にしていたことがあるくらいですから、隣地との争いも少なかったんでしょうね。

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